卓上型リールスタンド:ZKR-20
動力なしの簡易タイプ
特長
- ボビン・リール・紙管等に巻かれているワークの繰りだし作業に適しています。
- 必要以上の送りだしをせず、適度なたるみでブレーキをかけます。
(搬送側がワークを搬送すると、アームが上がり、ブレーキを解除し回転します。逆に搬送を停止するとアームが下がり、ブレーキをかけて回転を止めます)
仕様
品名 |
ZKR-20 |
---|---|
材料給紙方向 |
右 |
積載可能材料重量 [kg] |
5 |
材料巻径/材料幅 [mm] |
500/115 |
シャフト外径 [mm] |
15 |
外形寸法 |
右図参照 |
質量 [kg] |
5 |
●フランジについて
型 式 |
対応紙管内径 |
---|---|
ZFR-20-15 | Φ15mm |
ZFR-20-20 | Φ20mm |
ZFR-20-25 | Φ25mm |
ZFR-20-50 | Φ50mm |
ZFR-20-75 | Φ75mm |
ZFR-20-100 | Φ100mm |
紙管等を使用する場合、ワークの回り止めとしてフランジを使用してください。フランジは紙管の内径にあったものを取り付けてください。右表の内径のフランジを用意しています。
また、重量の重いものやしっかり固定できない場合は、うまく送りだせませんので、別の方法で固定する必要があります。
使用上の注意点
動力を用いないタイプなので、ワークの巻き径・重量・切断長などの条件によって、ZKC-25等の搬送側の速度を、落とす必要が あります。その際には200〜300mm/s程度の速度になります。
例1)外径200mm 紙管内径25mm 重量3kgのものをZKR-20に取り付け、ZKC-25と使用した場合
ZKC-25の設定を 600mm/s・切断長900mm・加減速時間90ms とすると、停止した際に少しオーバランをしてしまい、安定して定寸切断が出来ません。速度を200〜300mm/sに落とすと安定します。切断長によっては速度を600mm/sに上げることも可能です。
例2)外径310mm 紙管内径35mm 重量5kgのものをZKR-20に取り付け、ZKC-25と使用した場合
ZKC-25の設定を 600mm/s・切断長300mm・加減速時間90ms とすると、重量により、送り出すための回転が足りず、スタンドとZKC-25間でピンと張ってしまいます。そのため300mm以上の切断長の場合は、速度を200〜300mm/sに落とす必要があります。
以上の例のように、ワークの仕様によって使用条件が変わりますので、購入前にデモ機でテストすることをお勧めします。 また、ワークをお送りいただけましたら、こちらでテストいたします。 ほとんどの場合、搬送速度が200〜300mm/s以下であれば、問題ありません。切断長が短い100mm以下のような場合は 600mm/sの速度で連続運転が出来ます。